2008.12.1010:19

Erik Buell


初めてBuellMotorcycle CompanyがHarley-Davidsonの傘下に入ったとき、
人々は僕を笑った。
それは、私がやりたかったことが不可能であるからではなく
(何人かの人はそう思っていたけれども)、
私が200年後のビジョンを語ったからだった。
そのとおり。数年前、私は会社の200年のビジョンを持っていた。
そう、今ではみんな、私が会社を興したのは、
私が自分でバイクを作りたかったからだと知っている。
そしてそれは真実だ。
しかし、レースを始めて二年後、私は自分の人生でなにを成し遂げたいのか、
考えるようになっていた。
日々の喧騒から離れ、未来のことを考えるうちに、
私は非常にすばらしい将来像を描き始めた。

私は移動手段(transportation)を愛していたのだ
―とりわけ、パーソナルな移動手段を。
それは自由そのものだ。
私はそれを、人類の潜在的な願望だと思っている。
どこかへ行くこと。誰かに会い、話すこと。
そして、全ての私たちが、それを実現できるはずだ。
私は、2183年に世の中がどうなっているのか、考え始めた。
人々はどのような移動手段を使っているだろうか?
それは惑星間を移動する乗り物かもしれない。
私は、未来の交通が大規模移動手段だけに洗練されるとは考えなかった。
個人の移動手段はどんな時代にあっても必要とされるだろう。
人々にとって、バイクが存在する意義とは何か?
それは、私たちの独立性を保つものだからだ。
未来においても。
それがathleticで、agileで、fun to rideであれば、なおさらだ。

私は想像し始めた。
Buellが200年後にどうなり得るか、
私たちが望むものは何か、
明日の不安を制御できるかどうか。
もしもあなたがこの先の200年を想像できるのなら、
25年後はよりリアルになるし、10年後なら予定すら立てられるだろう。
あなたは今、長い決断の過程に立っている。
燃料を入れるために、修理するために、立ち止まる必要もあるだろう。
しかし、あなたは、あなた自身の目的地を知っているし、
ライディングを楽しむことができる。
そうでないと、ラリーカーレースのように怒号と共に常にハンドルを切る人生になり、
一歩間違えれば横転してしまうだろう。

私が自身のキャリアと共にこのようなビジョンを持つようになったのには
もう1つのモチベーションがある。それはみんなと一緒に働きたかったからだ。
私は鉄の街ピッツバーグで育ち、1970年の不況で街が寂れるのを見た。
そのとき、ハーレーダビッドソンが40%の従業員をレイオフしたのを見た。
私は、その情勢に反発したかった。例え微力であっても。
これが、私がBuellの従業員を大事に思っている理由だ。
多くのみんなが、Buellが家族であると言ってくれる。
これは私が受け取れる、最大の喜びだ。
そう、私たちは1983年に始まる長い道程に立っている。
今、改めて、175年残していることを考える。
クレイジー?そうかもしれない。
でもこれはとても大事なクレイジーなんだ。

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